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2017/08/14   技術  

スタッフに技術を教えるコツ

技術を教えるにはコツがある。

from:熊谷剛

8月はまったく釣りに行けていない。

明日こそ!

雨だ、、、

こんな感じが続いている。

そんなこんなで仕事は順調に進んでいる。笑

僕が何をしているのか会社のスタッフもよく分かっていない。

僕は毎日やるような仕事は少なくしている。

なぜなら、緊急性の高い問題などが起こった時にすぐ動ける体制を整えるため。

命綱の役割を果たしている。

もちろん、命綱を使わなくてもいい状態が最上なのでそれをキープするための仕事をしているわけだ。

ウチの会社は部署で割って管理している。

今回は店舗部門に僕の技術を教えに行った時に感じた技術を教える時に気をつける点をシェアしていこうと思う。

今、僕の会社では直営の店舗を4店舗とフランチャイズが3店舗、グループ店舗が4店舗の11店舗を運営している。

店舗を拡大する上で注意しなければいけないのは当然施術のクウォリティをどれだけ高めるか、そして維持するかだ。

集客においては本部が一手に引受けて運営しているので、各店舗でクウォリティが変わるということは少ない。

しかし、施術はスタッフに依存する能力なので一人ひとりやる事自体は同じでも違いは出てしまう。

そういった中で技術力を高める教育はずっとやり続けなければならない。

放っておくとすぐ自己流になってしまうからだ。

■まずは型をつくる。

技術を教える際にもっとも重要なのは施術フローだ。

首の手技はこうで、腰は、、、など、個々の技術は二の次。

まずは全体のフローを統一するところからスタートする。

一つ一つの技術を教えてもどの順番でやるかで迷って出来なくなってしまうからだ。

何事も道筋が明確になっているものほど人はその通り行動するものだ。

だから、まずは20分なら20分の、60分なら60分の施術の流れを統一する。

■2つ目は軸になる技術をつくる。

2つ目はフローの中で中心になる技術を定めること。

ちなみにうちの場合は「触り方」に軸をおいている。

どんな技術をするにあたっても必ず触り方を注意しながら行う。

これをする事で技術のクウォリティを一定に保つことが出来るからだ。

実際の技術についてはまた別の機会に公開しようと思う。

■3つ目はやり方をフローに合わせながら順序よく教える。

フローを無視してはいけない。

フローに忠実に行うこと。

5つの工程があるのなら1つ目から順序よく5つめまで教える。

教えられる側は新しいものを重要視しフローがおろそかになってしまうからだ。

常にフローを意識させながら教えていかなければ実際に患者さんを施術する際に手順を間違い患者さんを治せないばかりか信頼を失ってしまう。

■4つ目は数をこなさせる。

やり方を教えたら後は数をこなすことで慣れさせる。

また、この工程で問題も浮き彫りにさせる。

何が出来ていて何が出来ていないかを意識させながら数をこなさせる事が大切だ。

■5つ目は出来ていないところを集中的に改善する。

数をこなすことで患者さんの体が一人ひとり違うことに気づくだろう。

そして、その違いに悩み始める。

同じ手技でも体が変わればやり方を調整しなければならないからだ。

ここで出てきた問題を一つ一つ改善させていく。

■6つ目は飽きさせない為の新しい技術と深みを教える。

5つ目までの工程である程度の技術は身につけることが出来る。

ここまで早いスタッフで6ヶ月。ならせば1年~1年半くらいになるだろう。

この頃からある問題が発生し始める。

それはスタッフが飽きてしまうという問題だ。

これはシステム化すればするほど発生しやすくなる。

システムは強固になればなるほど会社に利益を生み出す。が、施術者にとってシステム化された技術ほど面白くないものはない。

技術はあれこれ工夫するから面白いという点もあるからだ。

これは若いスタッフほど陥りやすい。

ある程度年を取ってくると新しいことをやりたくなくなるのと同時に失敗したくないという守りの心理も働き、システムとして成功を体験するとそれ以外はやりたくないという安定志向になるからだ。

だから、会社としてはある程度年をとっているスタッフの方が覚えは悪い場合もあるが結果を安定的に出しやすい。

そして、今回池袋院で技術を教えたのも飽き防止の施策の一環として行った。

池袋院は若いスタッフが多く元気がいい。

しかし、前述したとおり若いスタッフは飽きもきやすい。

まだ、僕からするとフローをやっと覚えた程度で本当の効果を出せているわけではない。が、フローを一通り覚えてしまうと勘違いしてしまう。

「俺はもう出来ている。」と。

だから、そんな鼻をへし折りもっと深みがあるんだよ。という事を教えてきた。

会社から見るとスタッフの離脱はかなりダメージが大きい。あなたもスタッフを雇ったことがあれば分かるだろう。

苦労して育ててようやく戦力として働ける状態になると辞めてしまう。

この繰り返しでスタッフを雇わなくなった先生も多く見てきた。

スタッフが辞めてしまう大きな理由になり得るのがこの「飽き」だ。

■飽き防止対策

飽きてしまう事は仕方ない。がある程度防止策を打っておくことは大切だ。

スタッフからしてみても勘違いしているわけだからもったいないしね。

1,横にやれる事を増やす。

横というのはテクニックの種類だ。これはスタッフのモチベーションを上げやすい。技術に悩んでいる先生も新しいテクニックを追い求める傾向にあるのも飽きから。

だからこそ、新しいテクニックを教えることは飽き防止にとても効果的。

2,縦にやれる事を増やす。

縦というのはより細かな精度だ。精度を上げるには地味な基礎練習をさせる必要がある。

その時に注意するのは

「出来ていないことを気づかせる。」ということ。

こちらから伝えてはダメだ。

自分で、

「あ、俺って出来てない。」と気づかせる様に仕向ける。

その時に僕がよくやるのは、スタッフにやらせてみて、同じ方法で僕がやってみる。

そうすると明らかに結果が違う。

するとスタッフは絶望する。笑

が、すぐに立ち直り深場を目指して動き出す。

横のテクニックは瞬発力がありやる気はすぐに上がるが、冷めやすいのが特徴。

一方、縦のテクニックは熱しにくいが冷めにくいのが特徴。

この横と縦のバランスを取りながらスタッフを教育する。

実際、この方法は効果的で僕が直接教えてきたスタッフは会社を辞めず管理職として活躍してくれている。

人を育てるには縦の教育を徹底的にやることが大切だ。

この方法は疲労回復整体にも当然入れている。

だから、古くからいる先生はメチャクチャ上手になったし未だに研鑽し続けている。

あなたも横と縦の教育法を体験してみては?

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熊谷剛

熊谷剛

昭和56年6月生まれ、宮城県気仙沼市出身。株式会社クワトロハート 代表取締役。一般社団法人疲労回復協会 会長。ABCマーケティング株式会社 取締役
熊谷剛

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