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2017/06/12   技術  

第三回ハワイ解剖実習を終えて。

解剖実習レポートvol3

from:熊谷剛

本日は博多より。

釣りをベースに引っ越した千葉の自宅に帰れていません。。。

月の半分もいないという。

今だけ!と自分に言い聞かせ仕事を頑張ってます。笑

さて、今日もハワイ解剖実習でわかったことのシェアをしていこうと思う。

■結合組織が癒着を起こす。

今回のご献体は心臓のバイパス手術を4回行っていた。

開胸手術を行っており、その部分を見せていただく前から先生が

「手術跡の癒着があるでしょうねぇ。」

という事を言っていた。

そして、その通り手術跡は癒着をしていた。

癒着と言うとあなたはどんなイメージを持つだろうか?

体の組織は基本的に癒着を起こさず動的な状態を作り出せるようになっっている。

起始停止などは別だが固定されていなければいないほど、動きの自由度がます。

だから、組織同士はある程度の遊びを持っていて動くようになっている。

しかし、手術などで細胞を切り裂いてしまうと、その修復のため繊維状の結合組織を構成し修復しようとする。

その結果、細胞同士がくっついてしまい可動性を失ってしまう。

■可動性が失われると反射が起こる。

臨床上、こういった可動性が失われると反射が起こりその部分の可動性を補正し始める。

今回の様に胸部前面の可動性が悪くなってしまうと前重心になってしまうケースが多いが、その前重心を補正しようとして背部の筋肉、腰部の筋肉が過緊張を起こす。

膝は屈曲しふくらはぎも緊張しやすくなる。

こういった反射が起こりやすくなる。

すると全身の体液循環も悪くなりやすく、様々なところに症状が起こってしまう。

たった一箇所の癒着が全身の症状を作り出してしまうのだ。

■癒着のリリースは出来るか?

臨床では組織の癒着なのか、反射で固くなっているのかの判別は難しい。

切って中を見てみたいと何度思ったことか。笑

どこがどの様に固くなっているのか、そしてどの様に改善しているのかを判断することは本当に難しい。

が、今回はご献体の亡くなられている体を見させていただいている。

チャンス。

外から、中からしっかり見せてもらった。

そして、今回は生体ではないので反射はない。

という事は完全に解剖学的な問題しかない。

■癒着のリリースをやってみよう。

ということで、やってみた。

肋骨を先生が外していく途中、癒着を確認。

その癒着を体表面越しに押してみて硬さを確認。

実際に中の結合組織の硬さを確認。

癒着に協会で教えている技術でリリース。

「おっ!柔らかくなる!」

リリース成功。

結合組織が柔らかくなり肋骨の可動域が改善。

■結合組織の癒着はリリースできる。

という事で結合組織のリリースは出来ると言うことがわかった。

臨床上はわかっていた。というか、仮説としてやっていたが、確定した。

僕的に良かったのが「結合組織の癒着の硬さ」を知ることが出来たことが大きい。

その硬さは何の硬さなのか?

こういった疑問を持ちながら施術をしていた部分もあったので、その硬さの分類をする事ができた。

癒着は手術痕だけではなく長年動きにくくなっている部分でも起こってくる。

負荷のかかる部分でも結合組織を新たに形成し守ろうとすることで癒着が起こる。

この様に結合組織の癒着は整体を行う上で無視の出来ない問題だ。

あなたが臨床で向き合っている患者さんも多かれ少なかれ必ず持っている。

「この硬さはどうなっているのか?」

という事を考えてみて欲しい。

それが分かればその対処法はそれほど難しくはない。

疲労回復協会では手術痕の解放法や結合組織の癒着の改善方法も教えている。

どうやったら良いのかを知りたければ入会してみて欲しい。

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熊谷剛

熊谷剛

昭和56年6月生まれ、宮城県気仙沼市出身。株式会社クワトロハート 代表取締役。一般社団法人疲労回復協会 会長。ABCマーケティング株式会社 取締役
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