治療院経営で利益を最大限に生み出す思考法【治療院経営のヒント】

目次
こんにちはプロジェクトABCの竹内です。
ABCここらぼ整体院の代表、熊谷剛が治療院経営でとても重要な経営のヒントを紹介している動画があります。
熊谷剛の紹介
熊谷は、一般社団法人疲労回復協会や多くのDVDなどを出していることから、治療テクニックを教えている人。というイメージが強いですが、実は治療院経営者としても結果を出し続けています。
2010年に東京都ひばりヶ丘市に店舗を出してから、3年で都内に4店舗の出店、2017年現在では全国で6店舗の治療院を運営しながら、ABC整体グループとしても3店舗を出しています。
治療技術と経営スキルを持ち合わせた、治療院業界でも屈指の経営者として一躍有名になった熊谷ですが、今の結果を手に入れるまでには多くの壁にあたってきました。そうした壁をどのように超えてきたのかを経営のヒントとしてお伝えしていきます。
熊谷が利益にフォーカスするようになったきっかけ「小山昇」のセミナー
熊谷剛:今日の週間経営のヒントということで、「利益を出すことに集中する」ということですね。これについて話していきたいと思います。これはですね、僕も最近、いろんな経営セミナーとかいってきたことをシェアしようと思うんですけど、
熊谷剛:誰のせミナーかというと、小山昇さんですね。どんな社長かというと、株式会社武蔵野、ダスキンの会社ですね。
熊谷剛:経営の塾みたいな感じでですね。武蔵野って調べてもらうとわかると思うんですけど、
熊谷剛:かなり有名人ですね。知っている方も多いんじゃないかと思うんですけど。ここですね、結構衝撃的だったんですけど、実際に小山さんのセミナーを聞いてきて、そうだなと・・・治療家ならではの衝撃を受けたことを今日はシェアしたいと思います。
熊谷は、治療院経営で結果を出すために違う業界の方から多くの気づきや知識を常に取り入れています。
今回はその1つで、株式会社武蔵野の小山昇さんからの気づきについて教えてくれています。
小山さんは、ダスキンという商品を通じてビジネスで成功を収めている経営者で、全国様々な経営者に向けて、その知識やノウハウを提供し続けています。
ダスキンというと、地域マーケティングで結果を出している企業でもあり、
治療院とはかなり近い考え方も得られる会社でもあります。
治療院業界にある徒弟制度から利益への転換
熊谷剛:この業界ってのは、基本的に徒弟制度みたいな感じで、見て覚えろとか、すごく安い賃金で修行時代を送っているという先生がいるんじゃないかと思うんですけど。そういう経験をした人もいるんじゃないかと思います。
熊谷剛:この小山さんは、経営とは利益を出すことが重要だと。基本的には感情はいらないっちゃいらないんですね。なにか行動してもらう、スタッフに売上を上げてもらうとかの原動力っていうんですね、それが自分の技術を上げることだったりとか、自分のものに向いていったりすると、モチベーションが上がったりするんですけど。またセミナー行って、他ではこういうことしてるとか知るとものすごくモチベーションって上がると思うんですね。
熊谷剛:そんな中で、どうやってモチベーションを上げていくのか、どう行動させるのか。非常にヒントになったんですね。なぜ何なのかというと、お金で釣るってことですね。
熊谷剛:お金で釣るっていうと言い方は悪いですけど、何かやったらボーナスでますよ。という感じですね。今までは、治療院業界の悪しき習慣としてですね徒弟制度がありました。悪くはないんですけど経営としてはマイナス点となるのが、徒弟制度なんじゃないかなと。悪くはないと思います、僕もそういう風に安い賃金で勉強させていただいてきましたので、悪いと思っていないんですけども。
熊谷剛:これからですね、会社として大きくしようと思うのであれば、スタッフに対して動機はなんでもいいと。不純な動機でもなんでもいいので、とにかく動いてもらうことが重要だと。動いてもらうためには、お金だったりとかですね、人参でうまくぶらさげながらスタッフに働いてもらう。それで売上が上がればなんでもいいんです。結局のところですね。
治療院経営をしていると、経営者が現場にたって施術から経営までを行っているケースがまだ多いかと思います。
そんな中でもスタッフを雇っている、受付さんを雇っているケースもありますよね。
そうしたスタッフでも売上をあげてもらうこと。
それがこれからの治療院経営においては
特に欠かせないものになってくると熊谷は言ってます。
スタッフが売上をあげられるようになることは、経営という視点でみると
利益に直結していきますよね。そのことを熊谷は次のように解説しています。
熊谷剛が考える治療院経営の未来
熊谷剛:そのプロセス(売上を上げる為の方法)とかどうでもよくて、社長として会社をどういう風に大きくするのか。その視点一つですね、これが全てではないと思うんですけども、1つのヒントとして考えていただければいいかと思うんです。
熊谷剛:お金でスタッフを動かすのも1つのありかなと。その時にポイントになるのが、給料をあげるというよりは、やってもらうことに対して、能力に対して、能力給としてお金を出していったりとか、ボーナスとして出していくとかですね。
ここで熊谷が伝えているのは、とても重要なポイントです。
それは、
給料を上げるのではなく、能力給としてお金を出すということです。
利益を出すこと。それが一番の目的ですが、その為にスタッフに動いてもらえる環境を作る。
そのことが重要になってきます。その為に熊谷が実践していることがあります。
熊谷剛が実際に取り入れた利益を生み出す活動
熊谷剛:今僕が試験的に作っているのが、社内のマニュアル化ということを進めています。そのマニュアル化ってなんなのかというと、作業手順書というA4一枚のです。A4一枚に収まらないケースもあると思うんですけど、仕事をする時に、それも同時につけながらやってくれと言っているんですね。
熊谷剛:そういったマニュアルというのを作成していきます。主に事務なんですけども、そういったものやってもらうんです。スタッフからしたら、「また仕事が増えた」と思う感情を受けると、当然の心理だと思うんですね。
熊谷剛:なので、そうしたこともあるので、今回はですね。社内でしようとしているのが、手順書を仕事中にですよ、仕事中に作ってもらうようにしてるんですけども、
それを提出してもらったら、完成系を作ってくれたら1枚につき500円を出しますよ。というような人参をぶら下げようと思ってます。
熊谷剛:そのことでですね、スタッフのモチベーションが上がったりとか、ちゃんとしたものを作らなきゃいけないという義務も発生してくるので、そうするとことで、結果が出る。質がよいものがでる可能性が高いなと思っているんですね。
熊谷剛:必然的にそのマニュアルがきっちり作られていれば利益が出て行くはずですし、新しいスタッフが入った時にも引継ぎが非常にスムーズにいくと。引継ぎしている間って仕事止まっちゃいますよね。そうした時間ってのも会社からしたら給料を払っているわけなので、土地代だったりとか、光熱費とか。お金というのは動いているんですね。見えてないですけど。
熊谷剛:そうした無駄がなくなっていくと結果的に残るのは利益という感じになってくるので。結果ですね、社長が目指すところ結果としては利益を出せるのかというとこ、そこに集中していけるのかどうか。
これはまさに熊谷自身が、社内で実践したことです。
これにより、社内で発生する引き継ぎや、業務の進行がスムーズになったのは
今だから結果として言えることです。
ここでのヒントは、スタッフのモチベーションを上げることにフォーカスしたことです。
ただ作業量を増やしても、スタッフはやりたくないですよね。
そこに、やるべき理由と会社としての利益に繋がる手段を組み合わせています。
そのことで、スタッフにそれをやる理由とモチベーションを提供しています。
他の治療院と同じ経営はする必要はない
熊谷剛:わかると思うんですけど、ロジックとしてですね。今までは、とにかくお前能力ないんだからひたすら働けというのがこの業界、治療院業界の主なスタッフに対するスタンスだったんじゃないかなと思うんですけど。それを一歩引いて見てみると、他のところ(業界)ではそうしたことってあまりないと思うんですよね。
熊谷剛:なのでそういった、他のところ(業界)でやっているような考え方を持ってきて、取り入れるのは方法かなと思うんですね、それで今回、小山さんが言っていた内容をシェアさせていただきまいた。
熊谷は、他の業界でやっている考え方を持ってくるという言い方をしています。
これは、他の治療院と同じ経営スタンスではなく、新しいことも取り入れること。
それが治療院経営で結果を出す方法の1つだと考えています。
今回は、その方法の1つとして小山昇さんの考え方を伝えているんですね。
では治療院経営において、どのように使っていけばいいのかの参考例というと・・・
予約が取れないスタッフが予約を取れるようにする
熊谷剛:まあ、なんでもいいと思うんですね。もし例えば、予約ですね。予約を取ってない。取れない。で、取ったらですね、予約を取ったら1予約につき100円あげますよとか、予約が取れたら200円あげますよ。とカウントさせるのも1つの方法かなと。
熊谷剛:そのことで結局、予約が取れない人が来るようになるんですよね。そうすると売上が上がるじゃないですか。そのための広告費として、必要経費みたいな考え方として出さないよりも出した方が、スタッフにお金を出した方がスタッフも働いてくれてですね。
熊谷剛:結果的に売上が上がると。そういう風に考えるのも一つの方法かなと思うんですね。
熊谷剛:もしスタッフが動かないと、あんまりお金で釣るってことは僕個人としてはあんまりよくないと思うんですけども、もっと根本的なところももっとやっていかないとと思うんですけど、プラスアルファとしてはスパイスにはなるかなと思うので。スタッフとしてもお金をもらって嫌な思いをすることはないじゃないですか。
熊谷剛:なので、こちらとしてはそれ以上、お金を出した以上の売上が見込めるのであれば、必要経費として出していいんじゃないかと。セミナーを受けて感じたんですね。
熊谷剛:そうしたことをうまく利用して、外部だけに広告費とかだけに支払いをするんじゃなくて、内部に支払いをしてですね。作業効率を上げていくというのも1つの考え方ですね。
熊谷剛:ここ最近ですね、ここ1ヶ月で取り入れ始めていることなので、もしこういう方法もあるってことを今日お伝えしたので何かですね、うまいことこちらにもシェアしてもらえれば非常に嬉しく思います。
治療院経営において、次回の予約が取れない状況って危険ですよね。
集客の為に広告費をかけても、利益として残すことが難しい状態です。
でも、スタッフを雇っている以上はスタッフに予約を取ってもらうことは切っても離せない関係にあります。
そんなスタッフにも、予約を取るべき必要性や目的をもたせてあげること。
それが熊谷が伝えている、ここでの重要な考え方です。
ただ予約を取らせる。のではなく、予約を取ることで自分にも見返りがある。
そんな状況を作ることでスタッフが働くモチベーションも上がりますよね。
その結果は・・・熊谷も言うように利益になる。
というわけなんですね。
治療院経営者がやらなくちゃいけないことは・・・
熊谷剛:今日は利益出すことに集中するということで、社長がやらなくちゃいけないことは、なんとなくスタッフにお金を出すことに抵抗があると思うんですね、正直な話。
熊谷剛:でも結局、そのスタッフが売上をそれ以上に出してくれればOKなので、利益を出すことに集中してですね、自分のモヤモヤ感、「なんで俺がお金を出さなくちゃいけないんだ」とか。感情を一歩下げて、で、利益をどう出したらいいのか。お金をどこに出したらいいんだと。そう見直して頂けると、また違った視点で経営が見えてくるんじゃなかと思いシェアしました。
結局、治療院経営といっても継続して続けていくには
利益を出していかなければ、いつかは潰れてしまいますよね。
そうならないためにも、利益を出すことに集中する。
感情的な要素は一度おいておき、利益はどうしたら出せるのかを考える。
それが治療院経営者の仕事なんですね。
お金の使い方って外注や集客だけに向いてしまいがちですが、
スタッフに向けて使うことで利益が上がるのであれば、それはやらない手はないですね。
熊谷の治療院経営のヒントとして今回の内容を聞いて感じたことです。
ー竹内章

竹内章

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