利益ってどうやって出すんだ?

経営vol.2
from:熊谷剛
社長なら寝ても覚めても利益のことを考えなければならない。
特に始めは。
プライベートは?
なんて言う甘ちゃんは社長にはなれない。
会社を大きくしたければ社長のプライベートはないに等しい。
僕の仲間のイケてる社長は仕事の事を考えるのが大好きな人ばかり。
仕事が嫌い。だけど、会社は大きくしたい。
なんて考えている成功している人に会ったことがない。
社長の仕事は何?
色々なところで言われているが、社長がやらなければならない事は一つだ。
社長の仕事=利益を出すこと
会社は利益を出すために存在している。
その会社に目的をもたせ、コントロールするのが社長だ。
だから、何をおいても利益を重要視していかなければならない。
当然、大きくなれば大きくなるほど未来に向けて仕事をする事が多くなる。
実際、今期赤字。来期赤字。その後、黒字。
など、戦略により短期的な赤字を想定して経営することもあるが、それも全ては会社の利益のため。
全てはトータル的な利益に向けて仕事をしなければならない。
利益=売上ー費用
利益を出すための公式は簡単だ。
しかし、これは意識しながら仕事をしないと作業に忙殺され気付いた頃には利益がない。。。
なんて事は普通にあるから注意だ。
僕は定期的に利益が出るのかどうかを客観的に見る為の時間をスケジュールしている。
それほど、重要な事だと思いながら仕事をしている。
売上vs費用
利益を出すには売上を上げるか、費用を下げるしか無い。
注意ポイントがある。
それは売上と利益のどちらを重要視するのか?
ということだ。
これはほとんどの社長が間違っている。
売上と費用のどちらを重要視するのか?
その答えは、、、、
費用だ。
イケイケの社長ほど売上をあげようとする。
これは間違いではないけど、条件があるのだ。
その条件とは利益を最小化してから売上を最大化するということ。
売上がなければ話にもならないのだが、利益を出すためには売上よりも費用を重要視する。
例えば、もしあと10万円の利益が必要な場合どうしたら良いのだろうか?
売上で10万円の利益を出す場合
売上で10万円の利益を出そうとする場合、10万円の売上を上げれば利益が10万円上がるかというとそうではない。
利益=売上ー費用だから
売上から費用をひかなければならない。
この場合、10万円の利益を出す場合、売上は少なくても倍以上が必要となる。
売上を上げる際にかかる費用はざっとみても
- 人件費
- 広告費
- 水道光熱費
- 家賃
- 交通費
などなど。もしかすると交際費なども必要かもしれない。
10万円の利益を出すには倍以上、3倍以上の売上が必要になる。
3倍の30万の売上を上げる。さぁ、どうだろうか?
10万円の利益とはけっこう大変なのだ。
費用で利益10万円を出す。
費用で10万円の利益を出すためにやらなければならない事はどうだろうか?
これは単純。
10万円の支払いを無くせばいい。
この際に削減できる費用は
- 外注費
- 交通費
- 接待交際費
など。
売上が年商3000万くらいなら一瞬で削減できてしまう。
利益は費用を抑えることが一番有効
利益を出すには費用を抑えることが最優先事項。
それをやりつつ、売上を上げる。
これを会社全体に理解させ実行させるのが社長の仕事ということだ。
会社がでかくなればなるほど、この仕事は難しくなる。
金銭感覚は一人ひとり違うからだ。
あなたは自分の財布を他人に渡して平気で入ることが出来るだろうか?
平気でいられるのなら会社を潰すか、でかく出来るかどちらかだ。笑
これは非常に難しい。
だから、黒字でキャッシュの潤沢にある会社が少ないのだ。
今日はこのくらいにしておこうかと思う。
だが、今日話した内容は非常に重要だ。
是非、あなたも利益を最優先に考え会社を運営してもらいたい。
利益からしかあなたの資産は形成されないのだから。

熊谷剛

最新記事 by 熊谷剛 (全て見る)
- 成功するパターンと成功しないパターン - 2017年8月28日