治療院経営で気をつけるべきこと

治療院経営で気をつけるべきこと
from:熊谷剛
先日、コンサルタントの田村さんとBMKの大澤先生と弊社上野の4人で食事をしてきた。
田村さんとはちょくちょく飲みに行ったりしているが、大澤先生とは2年ぶりくらいの食事会だった。
2人とはかれこれ5年以上の付き合いになる。
僕が疲労回復協会を立ち上げる前からの付き合い。
当時とはお互いやっていることが変わっている。
そんな昔話をしながら最近の状況、今後の事を話してきた。
田村さんと大澤先生は事業を一緒にやっていたり、昔からお互いの得意なところをシェアしながら今に至る。
僕と上野も得意な分野が違っていてお互い得意なところをシェアしている感じだが、あの二人も同じような感じで仕事をしている。
今回はそんな2人に聞いてきたことをシェアしてみたいと思う。
■治療院経営に新しいノウハウは必要ない
僕達が治療院経営の方法を教え始めの頃は治療院経営のコンサルタントも少なかったし、マーケティングをしっかりやっている治療院も殆どなかった。
だから、みんな手探り状態でマーケティングを学び実行してきた。
しかし、今はそのマーケティングも治療院用にカスタマイズされ、非常に使いやすくなってきている。
最近、ライン@やSNSなど新しい広告媒体は増えてきているが基本的に新しいノウハウは必要ないというのが僕達4名の基本的な考えだった。
■治療院経営で大切なこと
治療院経営にだけというわけではないが、会社を経営する際に大切なことがある。
それは効果の出ていることを確実にやる。ということ。
今、治療院業界で結果の出ている事を上げてみると、
施術では
1,単価を上げすぎない事。1回8000円を超えてくるとリピート率が下がる。
2,出来るだけ施術時間は短くする。回転数が上がり売上を上げることが出来る。
3,すぐに変化を出せる技術を取り入れる。信頼につながりリピートにつながりやすい。
などなど。
マーケティングでは
1,ホームページをしっかり作り込む。
2,口コミサイトの口コミの数をライバルよりも多く書いてもらう。
3,患者さんの離脱を減らす。
などなど。
ここで挙げたものは一部だがこの様な昔から言われている事を確実にやるだけで治療院経営は安定する。
治療院経営は難しくはない。
なぜなら他の業種と比べ圧倒的にライバルが少ないし、小規模だからそれほど顧客数ががなくても売上を作ることが出来る。
さらに需要は非常に多い。
とりわけ、ライバルが増えては来ているが殆どの治療院は1人又は少数のスタッフで行っているため「経営」と呼べるレベルで治療院を運営できていない。
本当にやるべきことをしっかりやっている治療院は一握りだ。
だからこそ、普通にやるべきことをやれば結果が出るわけだ。
■商品、マーケティング、管理
僕は治療院経営をする上で商品とマーケティングと管理の3つのカテゴリを管理している。
どのような商品をどんなマーケティング手法で売るのか。そして、それらの管理をどのようにするのか。
これの最適化をどれだけ出来るかで利益構造は変わってくる。
いい商品をどれだけ多くの人に届けることが出き、その管理もしっかり行えれば会社は儲かる。
儲かるということはそれだけ患者さんを治し幸せにできるということだ。
治療院経営で何をしたら良いのかに迷ったら、この3つのカテゴリを一つ一つ見直してみて欲しい。
とりわけ重要なのは商品だ。
質の高い商品は当然、売りやすい。
マーケティングを頑張れば売上は伸びる。が、リピートは商品力の影響を強く受けるので利益は伸びない。
しっかりと利益を残せる治療院経営をするためには商品力の高い施術を提供するに限る。
ここで間違ってほしくないのは患者さんの求めるものは技術だけではないということ。
当然、技術は大切なのだが技術を提供する前に、受付業務だったり問診だったり施術後のアドバイスだったり、施術をする空間の清掃だったり技術を中心に患者さんが求めていること全てのレベルを上げなければならない。
その質の高い商品に対してマーケティングを仕掛ければ当然患者さんは信頼してくれリピートしやすくなる。
結果的に治療院の売上は上がり利益も増える。
マーケティングに力を言えれば顧客数は増えるだろう。しかし、その分広告費も増え売上は上がっても利益が下がるという元も子もない状態も起こりかねない。
まずは商品力を高めよう。
■難しく考えずシンプルに。そして行動だ。
どうしても新しいノウハウを知りたくなりがちだが、すでに昔から言われていることを確実に行う事で治療院経営は上手くいく。
というよりも、勉強よりも実行をしている人の方が上手く行っていいる。
毎月60社のコンサルをしている田村さんも同じことを言っている。
とにかくやっている人には勝てない。
治療院経営を成功させるためにはどれだけライバルよりもやるかだ。
1,まずは患者さんにとって価値ある商品を作ること。
2,その価値ある商品にマーケティングを仕掛け認知させる。
3,その数字と状況を管理し次の購入を促す。
この様なステップで治療院経営をしてみて欲しい。
本当に難しく考える必要はない。やっている奴が勝っている。
行動あるのみだ。
どんなものが患者さんに取って良い商品化わからないければ、疲労回復協会で教えている技術を学んでみて欲しい。
出来るようになれば、それだけで患者さんに価値を提供できるパッケージになっているから。

熊谷剛

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